フライトナースの動機とあれこれ

当サイトについて

私は子どもの頃から看護師に憧れていました。長じてテレビで救急医療のドラマを見たことから、救急センターのような医療現場で看護師として働きたいと考えるようになりました。そして看護師の資格をとったときに救急外来のある病院に就職したのです。その後、経験を積み重ねて、ついに救急医療の最先端であるドクターヘリの乗務員、フライトナースになることができました。まだまだ上を目指して勉強をしている過程ですが、フライトナースという職業の存在を広めたくて、このサイトを作ってみました。

現役フライトナースのインタビュー

現役フライトナースのインタビュー

フライトナースは、救急現場での仕事が中心のため、限られた環境の中で、的確かつ迅速に自分の職責を果たしていくことが求められます。それは非常に精神的にも肉体的にも大変なことですが、患者の命を救うことが最大のモチベーションとなっているのです。病院勤務の看護師よりも求められることは多く、出動のないときも機材の確認や医療器具の準備など、気遣うことも多いですが、一般看護師よりも手当が多い程度の給料です。でも、フライトナースは金銭的な充足もさることながら、仕事上のやりがいを求める傾向にあります。

気になるフライトナースのお給料って?

フライトナースの給料は、そのデータが少ないため、実態はよくわかりませんが、出動に応じて特殊勤務手当の形で通常の給与に加算されますので、一般の看護師よりは少しだけ高いと思われます。病院によっては、危険搭乗手当やドクターヘリ出動手当などの名称で別途報酬をもらっているところもあるようです。ただし、救命救急センターやドクターヘリ設置の病院の方が、普通の病院より規模が大きいこともあり、看護師の基本給や賞与・手当も高めなので、一概に通常の看護師と比べるわけにはいかないかもしれません。

フライトナースになった経緯ややりがいって?

フライトナースになった経緯は人によって様々ですが、最近はテレビドラマの影響で救急医療を志望する人がフライトナースになることが多いようです。フライトスーツに身を固めた姿はかっこいいので、直接フライトナースになりたいと考える人もいるようですが、看護師としての実務経験が5年以上、救急医療現場での実績が3年以上は必要なうえ、ドクターヘリ設置の病院は限られているので、フライトナースのハードルは高いかもしれません。

プロの救急救命士だけが乗れるドクターヘリって?

ドクターヘリは一刻を争う急患に対応するための空の救急車です。ドクターヘリには、フライトドクターとフライトナース、ヘリコプターのパイロットと整備士が乗って、要請のあった現場に向かいます。通常、要請があってから3分で離陸しますので、必要な機材や医療器具はあらかじめ準備してあります。基本的は毎朝、当番の人が引き継ぎとブリーフィングを行うときに、機内の機材の確認と、医療器具を入れたバッグの準備を行います。バッグはドクターが使う医療器具や薬剤の入ったものと、外傷用と子供用のものを用意しています。