狭き門?フライトナースと認定看護師教育機関

当サイトについて

私は子どもの頃から看護師に憧れていました。長じてテレビで救急医療のドラマを見たことから、救急センターのような医療現場で看護師として働きたいと考えるようになりました。そして看護師の資格をとったときに救急外来のある病院に就職したのです。その後、経験を積み重ねて、ついに救急医療の最先端であるドクターヘリの乗務員、フライトナースになることができました。まだまだ上を目指して勉強をしている過程ですが、フライトナースという職業の存在を広めたくて、このサイトを作ってみました。

認定看護師教育課程の受験対策って?

認定看護師になるためには、まず日本の看護師免許を持っていて、実務研修が通算5年以上あって、そのうち3年以上は認定看護分野の実務研修である必要があります。これらの条件を満たす人が認定看護師教育機関で6ヶ月以上(615時間以上)教育を受けて修了したのち、認定審査(筆記試験)に合格して、認定看護師となれるのです。看護師になるところから、認定看護師になるまで、10年以上の歳月がかかることになります。認定看護師になるまでのポイントを整理してみましょう。

認定看護師教育課程の受験対策って?

認定看護師の最初のハードル

まず、最初のハードルは、本当のスタートラインである看護師になることです。看護師になるためには、看護高等学校(看護科、専攻科の5年間)、普通高校卒業後に看護専門学校、看護短期大学あるいは大学(看護学部・医学部保健学科など)で勉強しなければいけません。最低合計3000時間以上の看護師養成教育を受けて、卒業することにより看護師国家試験の受験資格が得られます。実際には卒業見込みの段階で国家試験を受験できますが、その年度で卒業できなければ不合格扱いになります。国家試験に合格すると、申請により厚生労働大臣から看護師免許が交付されさます。

認定看護師の二番目のハードル

看護師として実務研修が通算5年以上、そのうち3年以上は認定看護分野の実務研修という条件をクリアすると次に認定看護師教育機関で6ヶ月以上(615時間以上)教育を受ける必要があります。この認定看護師教育機関への入学が二つ目のハードルとなります。
特定の分野の認定看護師教育機関は、数が限られていて、入学できる定員も15人から30人という狭き門です。しかも、21の特定分野の教育機関はすべての地域にあるわけではなく、もっとも多い「感染管理」が12校、最も少ないものは「不妊症看護」など4分野で全国に1校しかありません。そして試験要項もその機関ごとに違い、筆記試験として択一式、記述式、小論文、口頭試験や面接など、種々の形式で実行されるため、自分の進みたい分野の学校では、どんな試験を行うのかあらかじめ研究しておく必要があります。さらに受験者数や合格率など非公開の学校が多く、自分を信じて難関に挑戦していくしかない状況です。

認定看護師の最後のハードル

認定看護師教育機関を修了したのち、日本看護協会が実施する認定審査を受けなければいけません。この試験はマークシート方式で40問を100分で解答していきます。これに合格して、晴れて認定看護師となるわけですが、この資格も5年ごとの更新審査を受けなければ行けません。認定看護師のレベル保持のためにはこれも必要なことなのです。