目指す人に読んで欲しいフライトナース関連本

当サイトについて

私は子どもの頃から看護師に憧れていました。長じてテレビで救急医療のドラマを見たことから、救急センターのような医療現場で看護師として働きたいと考えるようになりました。そして看護師の資格をとったときに救急外来のある病院に就職したのです。その後、経験を積み重ねて、ついに救急医療の最先端であるドクターヘリの乗務員、フライトナースになることができました。まだまだ上を目指して勉強をしている過程ですが、フライトナースという職業の存在を広めたくて、このサイトを作ってみました。

フライトナースに興味があるなら読んでもらいたい本

フライトナースに興味があるならば読んで欲しい本があります。私自身も救命救急医療やドクターヘリの使命感と人助けにかける熱意に憧れて、看護師をめざしたのですが、その当時はまだフライトナースに関する本はありませんでした。

フライトナースに興味があるなら読んでもらいたい本

救急医療のために読むべき本

・「救急マニュアル 救急初療から救命処置まで(第3版)」小浜 啓次編著
この本は、救命救急医療に関する百科辞典のような本で、ページ数も多く、本の金額も高いですが、救急医療に関わるすべてが網羅されています。医者よりの部分もありますが、看護師として読むべきところもたくさんあり、救急医療のバイブルのような本です。
・「救急ケアマニュアル(決定版)」小林国男責任編集
こちらの本は手頃な厚さで、救急医療体制の具体的な実践方法や救急医療の手順をイラストで書いていたりと、理論中心に偏らず、わかりやすい内容となっています。

フライトナース関連の本

・「フライトナース実践ガイド」小浜啓次、杉山貢、坂田久美子編著 日本航空医療学会監修
救急医療の専門家である小浜啓次氏と杉山貢氏がフライトナースの業務や資格、教育について解説するとともに、各種の疾患についての救急での対応方法が書かれています。その上で、実際にフライトナースとして活躍している坂田久美子さんの具体的な業務内容やフライトナースの役割や医師との連携・機内における業務・搬送中に必要な業務など大切なことが詳細に書かれています。この本によりフライトナースが具体的にどのような業務実態なのか把握できるはずです。
「フライトナース」長谷川裕美著
長谷川裕美さんは現役のフライトナースで、この本は長谷川さんがフライトナースとして経験した実体験が書いてあります。長谷川さんは静岡県立看護専門学校を卒業した後、順天堂大学静岡病院に入職し、当初オペ室で5年間勤務したのち救命救急センターに配属されます。わずか1年という救命救急センターでの勤務の後、フライトナースとして活躍しています。
長谷川さんの場合は、看護師免許取得後7年という短い年数でフライトナースになることができ、憧れている人たちにとって理想的な職歴だと思います。そんなふうに見ると、順調に進んでいるように思いますが、この本の中にはフライトナースになってからの本当の厳しさや辛さなどが包み隠さず書かれており、毎日努力と根性で乗り切ってきた様子が見受けれられます。救急医療に偏らず、長谷川さんという人間を通してフライトナースの仕事が具体的にわかる本になっています。