フライトナースへの道

当サイトについて

私は子どもの頃から看護師に憧れていました。長じてテレビで救急医療のドラマを見たことから、救急センターのような医療現場で看護師として働きたいと考えるようになりました。そして看護師の資格をとったときに救急外来のある病院に就職したのです。その後、経験を積み重ねて、ついに救急医療の最先端であるドクターヘリの乗務員、フライトナースになることができました。まだまだ上を目指して勉強をしている過程ですが、フライトナースという職業の存在を広めたくて、このサイトを作ってみました。

管理者プロフィール

私が現在ドクターヘリに乗って、救急患者の救命治療をフライトドクターとともに行うフライトナースをしています。毎日が緊張の連続ですが、救命救急のお仕事にやりがいを感じています。

管理者プロフィール

フライトナースへの道

私は子どもの頃から、子どもの夢として、看護師さんにあこがれていました。中学生の頃に、テレビで救命救急がテーマのドラマを見て、救命救急の看護師になりたいと思うようになりました。その後、専門学校を出て、看護師の国家試験に合格して、念願の救命救急センターに配属されました。初めの頃は、毎日とまどうことばかりで、現場の足手まといにならないことだけを考えていましたが、2年、3年と続けていくうちにようやく一人前の仕事ができるようになってきました。その後、救急外来を担当して、看護師になって6年が過ぎたところでフライトナースへと転身をして、今5年目です。

フライトナースの仕事

フライトナースは、フライトドクターとともにドクターヘリに搭乗し、緊急を要する急病人やけがを負った人のところに駆けつけ、救命治療が提供できるよう看護することが最大の仕事です。
フライトナースの一日は、まずフライトドクター、運行スタッフ、事務職員とのブリーフィングから始まります。その日の天候や日没時間などの確認を行ってから、屋上にあるヘリポートへ向かいます。そこでは、現場へ持っていく救命救急に必要なドクターバッグや外傷バッグの点検とヘリコプターに搭載してある医療機器の点検を行い、いつ出動の指示があってもいいように準備をして、待機をしています。
ドクターヘリの要請が入った場合は、ヘリコプターは原則3分以内に離陸します。離陸後の機内では。要請内容から状態を予測して、救急治療に必要な物品を現場に到着するまで準備します。
現場ではフライトドクターや救急隊員と協力し迅速な初期診療を行います。フライトナースの現場における具体的は仕事は、静脈路確保や、ドクターの処置の補助、情報収集、患者及びその家族のケア、看護記録の記載などを行います。フライトドクターと共に患者さんの状態を把握して、搬送先病院の決定をします。搬送中も、意識の確認やバイタルサインの測定を実施して病院に着くまで間断なく看護を実施します。

フライトナースを目指す方へ

フライトナースは、フライトドクターや現場の救急隊員、運行スタッフと協同して活動をします。限られた情報と環境とマンパワー、加えて限定的な医療用資材と機材で、迅速かつ的確な処置を行わなければいけないので、その場にいる人たちとの連携が必要ですし、そのためのコミュニケーション能力が必要となります。また、患者さんの状態を的確に把握して、病態の変化を予測し、それに対する処置・対応する能力も求められます。大変なことが多い仕事ですが、とてもやりがいのありますので、救命救急に興味のある方はフライトナースという職種を検討してみてはいかがでしょうか。